「成功者」
この言葉を聞いてあなたが連想するものはなんですか?
仕事においての成功者となると、地位であり、お金であり、名声であったり。
でも、それらはすでに成功者が手に入れたもの。結果としての印象でしかありません。
あなたが知りたいのは成功者のトロフィーのことではないはずです。それらを手に入れる過程における彼らの本質、つまり「成功者の秘訣、特徴」ではないでしょうか。
古今東西、様々な成功者が存在しますが、実は彼らには共通する特徴があったのです。
そこで今回は「仕事での成功者の特徴」についていろいろと紹介していきます。
目次
仕事の成功者に共通する特徴とは?
仕事において、成功者とはどういったものなのでしょうか。
確かに成功者に共通する特徴として大きな点といえば「お金、地位、名誉」でしょう。特に仕事においてお金は一種のステータスであり、多額のお金が稼げるほど仕事で成功したと言えますよね。
ただ、成功者はただ単にお金持ちになりたいからとビジネスを展開しているのではありません。仕事、ビジネスに限らず、どんなことにも共通することではありますが、「目先の目標に囚われすぎない」ことが最も重要です。
ビジネス、仕事は継続的に持続できなければ、例え多額のお金、名誉、地位がついてきたところで、それは一瞬の出来事のように終えてしまいます。「継続は力なり」というように、どんなことにも向上心を持ち、ぶれずに続けていれば後からでも結果はついてきます。
では、仕事、ビジネスにおける成功者に備わっている向上心、モチベーションはどのように身に着ければいいのかその特徴を具体的に紹介していきます。
成功者は明確な目標を持っている
「私には目標がある」といった自覚は、誰しもが持っているかもしれません。ですが、成功者の抱く目標について言えば「目標がいかに明確であるか」ということになります。
「すべてのものは二度作られる」とは『7つの習慣』に出てくる有名な言葉です。
たとえば家を建てるとき、建築家はまず木材を切り始めたりはしません。設計図を入念に練り、自分の頭の中で完成した家を建てます。
完成図が明確であればあるほど作業もスムーズに進むことでしょう。完成した家に対する情熱も高いはずです。
この考え方をビジネスに活かしてみたのが成功者の特徴なのです。
彼らは意識する・しないに関わらず、「まず成功状態を心に抱く」大切さを知っています。それも、細部にわたりしっかりとイメージします。
成功状態がくっきりと定まれば、もはや自動的に動けます。目的に向かうことが、楽しみでもあるからです。モチベーションが高いのは言うまでもありません。
成功者がおしなべて「仕事好き」なのも、このあたりに理由がありそうです。目的に向かうプロセスこそが生き甲斐である彼らは、もちろん仕事に対して愚痴などはこぼしません。
まずは「自分の完成図を描くこと」。
そうすることで成功者にグッと近づくことができるでしょう。
もし、目標を達成し結果がついてきたなら、また次への目標を設定することも大事です。成功者の特徴として向上心が高いところから、次から次へと目標を見つけ、自身の向上心を高めていきます。
目標を設定できれば、後は繰り返し行動するだけです。ただ成功者は一度成功体験を経験できているので、同じ要領で取り組めば結果に結びつけることも知っています。
なので、先ずは「目標を持つこと」、「向上心は忘れない」ことは一緒に持ち続けるようにしましょう。
成功者は潜在意識を味方につけている
人間の意識にはふたつあることをあなたは知っていますか?
意識する心を「顕在意識」と呼ぶとすれば、無意識の心は「潜在意識」と呼ばれています。成功者の大きな特徴は、潜在意識の活用です。
その活用法とは「常にポジティブに物事を考えること」この一言に尽きます。
たとえば、あなたが周りの成功者に嫉妬の感情を抱いたとします。するとどうでしょう。意識する心が抱いたマイナス感情が、そのまま潜在意識へと渡されます。
潜在意識内は主語のない世界であると言われています。他人に対して抱いたマイナス感情が、潜在意識内では純粋なマイナス感情として刻印されます。
要するに「あの人、失敗すればいいのに」という意識上の言葉の主語がとれて、「失敗すればいいのに」という悪い感情だけが潜在意識に植えつけられるのです。
植えつけられた状態を無差別に現実にしてしまうのが、潜在意識の力です。失敗を潜在意識に植えつけた人が失敗する理由がこれです。
逆に言えば、成功や繁栄を潜在意識に植えつけたら、本当にそうなります。
「成功者は不満や愚痴を言わない」という理由もこれで合点がいきます。彼らはいつもポジティブに物事を考えます。そうすることで潜在意識内でも、成功の状態が徐々に作られていきます。
「いつも前向きに生きる」
仕事における成功者は、間違いなく潜在意識を味方につけています。
成功者は本をたくさん読んでいる
成功者の自宅が紹介されるテレビなどをよく観察すると、揃いも揃って大きな本棚の持ち主です。彼らの特徴として「読書が成功を呼んでくる」という法則に気づいています。
「ReaderはLeaderである」と表現されることがあります。実のところ、読書を通じて、強い指導者が育つのです。
「本なんて読んでなんになるの?」と思っている方は要注意です。なぜならこの世の多くの問題の解決法は、誰かがどこかの本にすでに書いてあるからです。
成功者は問題に直面するとまず本を開きます。そして本は、成功者からの問いかけに対する答えを用意しています。本は身近なハウツーから人生の本質的な事柄まで網羅しています。
読書のもうひとつの利点として思考能力が鍛えられます。「知恵」と言い換えてもいいかもしれません。本を読んでいる人はソリューション能力に長けています。不意打ちに対応できる強さがあります。
仕事にも仕事以外の人生においても、本が果たす役割は大きい。成功者の誰もが、そう実感していることでしょう。ゆえに、彼らはたくさんのお金をかけて本を買います。「書籍購入に勝る自己投資はない」と成功者は言うでしょう。
今から仕事の成功者を目指すのであれば、読書をすることをお勧めします。
成功者は仕事を楽しむ
あなたは仕事についてどう思っていますか。
仕事をイメージするととつい「辛いなあ」「働きたくないなあ」「楽にお金を稼げたら」と思うかもしれません。
ですが、やはり仕事、ビジネスでは「行動に移すこと」が成功のカギを握ります。大げさに言うかもしれませんが、これは自然の摂理、心理ともいえます。
何か成し遂げたいと思い、行動に移したものの、失敗に終わることは成功者であってもよくある話です。ただ、成功者は「「仕事を楽しむ事」を忘れません。
どんなに苦難な作業に思えても、その先には成功が待っている事を知っているからです。
念入りに計画を立て、行動する。たとえ、成功に導けなかったとしても、修正しまた行動に移す。この一連の流れを純粋に楽しめるのかが仕事で成功する秘訣なのです。
「失敗は成功のもと」というように、失敗が多ければ多いほど、成功の基が増えてきます。それを楽しめるのであればもう成功への一歩に近づいているでしょう。
成功者は純粋さを忘れない
人は成長するにつれて知恵がつき、賢くなってくるものです。知恵がつけば物事をいろんな見方ができるようになるため、どれが正しい選択なのかを頭の中で考えます。
ただ、知識はたくさん身に就いたものの、行動が伴わない方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
例えば、仕事や勉強の書籍は書店にいけば色んな出版社から出された本が山ほどあります。
その中から一冊の本を手に取ってはみたものの、つい他の本が気になってしょうがなくなったり、同じような内容が書かれた本を買ってみたりしてしまうのは良くある話です。
ですが、どんなに似たような本を購入したとしても内容は同じであり、本は先人たちの知恵が書いてあるものですから、どの本も正しいことが書かれています。
仕事に関しても同じで、どんなにたくさんの成功者の話を聞いたとしても、その中から一人のアドバイスを選択し、純粋にやり遂げることが一番の近道です。
今は情報社会と言えるほど世の中にはありとあらゆる情報がありますが、成功者はその中から役に立つ知識を選択し、純粋に身に着けます。
情報を取捨選択し、かつ純粋に一つの事をやり遂げる。純粋さを忘れないことが成功者の特徴とも言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
業務の細分化が進む現代では成功者の特徴を定義することは難しくなりつつあります。「なにをすれば成功できるか?」は一概には言えません。
しかし、ここで紹介した「3つの特徴」、仕事での成功をグッと引き寄せる、成功者への必要条件であると考えることができます。
なぜならこの3つの特徴は、すべての職種に共通している成功者の要因であるからです。
もしあなたが成功者を目指しているのなら、なにかヒントが掴めたはずです。